東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻

  
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  1. 楽しい映画編集”いってこい”

楽しい映画編集”いってこい”

楽しい映画編集”いってこい”

主催:東京藝術大学大学院映像研究科 横浜市にぎわいスポーツ文化局

  • 本講座は、東京藝術大学大学院映像研究科と横浜市にぎわいスポーツ文化局が連携して行う地域貢献事業です。

概要

24年ぶりに発掘された映画『のんきな姉さん』のオリジナルシナリオ『ゆめび(仮)』を読んだ宮島は驚いた。確かに七里監督と編集した時に構成の変更をしたが、まさかここまでとは… 今回の公開講座は参考資料と本編映像を基に映画編集を更に専門的かつ詳細に分析して、一本の映画が誕生した思考を振り返る。本校の横山昌吾教授を聞き手にして、監督の七里圭をゲストに映画編集の宮島竜治(本校客員教授)との映画解剖の場をご覧下さい。

「いってこい」とは

プラスマイナスゼロの意。
例えば、ショットの終わりを1秒切って次のショットの始めを同じく1秒伸ばして相殺することにより全体の尺には変化がないという事。
フィルム編集の時代に良く用いられた用語でもある。

  • エディターによってこの用語を使用しない者もいるので、一部では通用しない場合もあります。

講座概要

  • 日時:
    2026年7月26日(日)9:30開場
  • 開始時間:
    10:00
  • 終了予定:
    18:10
  • 会場:
    東京藝術大学横浜キャンパス馬車道校舎3F大視聴覚室
    みなとみらい線 馬車道駅5・7出口すぐ またはJR線桜木町駅・関内駅徒歩10分
  • 入場料:
    無料
  • 申込方法:
    先着順制、当日整理券を配布します。
    • 整理券は80枚配布いたします。
    • プログラム開始後の入退場はお断りいたします。

登壇者

  • 七里圭(映画監督)
  • 宮島竜治(映画編集・客員教授)
  • 横山昌吾(編集領域教授・司会進行)

お問い合わせ先

E-mail: geidaimovie@gmail.com

タイムテーブル

  • 日時:2026年7月26日(日)
  • 09:30~10:00
    開場・受付
  • 10:00~13:00
    第一部:オリジナルシナリオ本読み
  • 13:00~14:30
    休憩
  • 14:30~16:00
    第二部:『のんきな姉さん』上映
  • 16:00~16:10
    休憩
  • 16:10~18:10
    第三部:七里監督×宮島客員教授対談
    (司会:横山教授)

上映作品

『のんきな姉さん』(2004年 / 89分 / 35mm / DCP上映)

姉(梶原阿貴)との禁じられた愛の記憶を小説に書き、雪山で自殺しようとする弟(塩田貞治)と、聖なる夜にオフィスで残業する姉。その二人の現在に、記憶=小説がフラッシュ・バックされてゆく。雪山と都会、現在と過去という二つの空間、二つの時間が錯綜し、いつしか姉弟はふたりきりで、夜空一杯に打ちあがる花火を見ている。そこは夢の世界か、黄泉の国か…。

目覚めれば目覚めるほど夢に近づいていく、不思議な感触の長編劇場公開映画第一作。七里はこのデビュー作を監督するにあたり、敬愛する山本直樹の同名漫画を原作にして、その漫画の霊感源、唐十郎『安寿子の靴』、森鴎外『山椒大夫』までを射程に収めた。

出演

梶原阿貴 塩田貞治 大森南朋 佐藤允 三浦友和 細田玲菜 細田晃慶

原作:山本直樹 脚本:七里圭 撮影:たむらまさき 音楽:侘美秀俊 編集:宮島竜治 照明:佐藤譲 録音:白取貢 衣裳:宮本まさえ メイク:豊川京子 制作:中村哲也 助監督:西川美和 ライン・プロデューサー:中島武彦 キャスティング・プロデューサー:大崎章 プロデューサー:磯見俊裕 石毛栄典 宇佐美廉

製作:ウォーターメロン・カンパニー トランス・フォーマー オービー企画 配給:スローラーナー

登壇者プロフィール

七里圭

七里圭(映画監督)

1967年生まれ。約10年の助監督経験、テレビドラマ等の演出を経て、『のんきな姉さん』(2004)で監督デビュー。しかし、『マリッジリング』(2007)以外は自主製作に転じて、異色の作品を発表。声と気配で物語をつづる『眠り姫』(2007/サラウンドリマスター版2016)が、15年以上繰り返し上映され代表作となる。一方で、建築家・鈴木了二との共作『DUBHOUSE』(2012)をはじめ、他ジャンルのアーチストとのコラボレーション作品も多く、「音から作る映画」(2014~2018)、「シネマの再創造」(2019~)など実験的な映画制作プロジェクト、映像パフォーマンスも手掛けながら、連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」を主宰。コロナ禍を経て、村上春樹ライブラリー・イメージ映像「The Strange Library」(2021)、記録映画『背 吉増剛造×空間現代』(2022)、昨年は久々の劇映画『ピアニストを待ちながら』(2024)を劇場公開。また、「石巻ハ、ハジメテノ、紙ノ声、……」
(2023@京都芸術劇場春秋座)、「清掃する女:亡霊」(2023@早稲田小劇場どらま館)、「Music as film with Digital Heads」(2025@東京ゲーテ・インスティチュート)など上演映像作品の演出も続けている。

宮島竜治

宮島竜治(映画編集・客員教授)

1967 年生まれ。89 年からフリーランスの編集助手として、大映京都の谷口登司夫に師事。96 年『ロマンス』( 長崎俊一監督 ) でデビュー。『スウィングガールズ』『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の 0』『ゴジラ -1.0』で日本アカデミー賞最優秀編集賞受賞。三原光尋、中江裕司、矢口史靖、西川美和、タナダユキ、山崎貴監督などの編集を担当。劇映画の他にドキュメンタリー、CM、アニメなど多岐に渡る。最新作に『ドールハウス』( 矢口史靖監督 )、『愚か者の身分』(永田琴監督)がある。 七里圭監督とはお互い助手時代からの交友があり、『のんきな姉さん』『夢で逢えたら』『マリッジリング』『ピアニストを待ちながら』の編集を担当した。 東京藝術大学大学院映像研究科編集領域客員教授。

横山昌吾

横山昌吾(編集領域教授)

神奈川県生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション(London College of Communication)で映画メディア学士を取得。帰国後、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻に入学し、編集を専攻。アッバス・キアロスタミ監督『Like Someone in Love』、アミール・ナデリ監督『CUT』, 石川慶監督『conversation(s)』、染谷将太監督『シミラー・バット・ディファレント』、ナグメ・シルハン監督『Maki』、半野善弘監督『彼方の閃光』など国内外の作品の編集などを担当。長年にわたり、ASEAN 諸国を対象とした国際映画制作ワークショップのディレクターを務めた。 映像メディア学博士。

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