デジタルシネマ国際教育シンポジウム 開催!
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- Date
- 2016.02.03
東京藝術大学大学院映像研究科は平成25年から平成27年にかけ、従来の映画制作ワークフローに捉われないデジタル時代の新しいデジタルシネマ制作ワークフローの構築にむけて研究をおこなってきました。そこから見えてきたのは、現在のデジタルシネマ制作では、映画制作の効率化合理化が原因となり領域を超えたスタッフ間の「対話」の場が失われつつあるという現状と、映画制作における撮影と編集の「対話」が映画制作に一定の影響を与えているということでした。
デジタルシネマ制作国際教育シンポジウムでは、東京藝術大学大学院映像研究科が過去3年間おこなってきたデジタルシネマ制作ワークフローの研究報告をいたします。そしてアジアの国々から映画教育者を招聘し、各国でのデジタルシネマ教育の取り組みについて報告してもらいます。そして、アジアにおける今後のデジタル映像教育の姿について議論し、新しい映像教育メソッドの提案を行います。
【テーマ】
アジア圏における新しいデジタル映像教育の提案
【開催期間・実地場所】
平成28年2月13日(土)12:30会場
東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎3F 大視聴覚室
<シンポジウムプログラム>
13:00 東京藝術大学院映像研究科 研究報告
13:45 韓国壇国大学デジタル映像教育の現状
14:45 – 15:00 休憩
15;00-16:00 シンガポールラサール大学でのデジタル映像教育への試み
16:00-18:00 アジア圏におけるデジタル映像教育の現状と未来についてパネルディスカッション
18:00 終了
*逐次通訳予定
<パネリスト>
*グリフィス大学
Herman Van Eyken (ハーマン・ヴァン・エイケン)(予定)
脚本、製作、監督として活躍。監督作品は190本以上にわたり、カンヌ国際映画祭やモントリオール国際映画祭、ベネチア国際映画祭などその他多くの国際映画際に出品されている。研究領域は、映画による文化交流と映画プロフェッショナル育成プログラムである。数々の国際映画際の審査委員をつとめている。グリフィス大学学校長。CILECTアジア太平洋協会の議長。CILECTのアジア太平洋地域執行理事メンバー。
*壇国大学
Park Ki-youg(パク・キヨン)
87年、韓国国立映画アカデミーを卒業後、すぐに映画界でのキャリアをスタートする。ソウルオリンピックの公式ドキュメンタリーなど、数々の作品にかかわった後、『あの島へ行きたい』(93年)をプロデュース。イギリスのチャンネル4との合作になる本作品は、韓国映画として初めてのヨーロッパとの共同製作作品となった。また、BFIの『映画百年』シリーズの韓国編『シッキム Cinema on the Road』(95年)や、『チャン・ソヌ変奏曲』(00年)などをプロデュース。脚本・監督作品として、『モーテル・カクタス』(97年)、『らくだ(たち)』(01年)があり、釜山国際映画祭ニューカレンツ賞やフリーブル国際映画祭グランプリなど、数々の賞を受賞する。韓国国立映画アカデミーの院長を9年務め、その間に長編映画とアニメーションの制作プログラムを開始、当初は賛否が分かれたものの、大きな成功をおさめ、同校を世界的レベルの映画学校にまで押し上げる。
*ラサール藝術大学
浦田秀穂 (うらた ひでほ)
撮影監督。93年渡米。ニューヨーク大学大学院在学中にアーネスト・デッカーソンやスティーブン・H・ブラムなどのカメラ・アシスタントを務め、撮影現場で経験を積む。現在、国内外で撮影監督として活躍中。2011年よりラサール芸術大学映画学科に就任。主な作品に『KAMATAKI』(05年)(モントリオール国際映画祭5部門受賞、ベルリン国際映画祭特別賞)、『クローンは故郷をめざす』(08年)(サンダンス映画祭正式招待作品、モントリオールファンタジア映画祭最優秀撮影賞)、『Disappearing Landscape』(13年)(ロッテルダム国際映画際招待作品)、『7 Letters』(釜山国際映画祭招待作品)などがある。『7 Letters』(15年)は第88回米アカデミー賞外国語映画賞部門のシンガポール代表作品に選出された。
東京藝術大学研究報告
横山昌吾(よこやま しょうご)
London College of CommunicationでFilm and Videoの学士を習得。東京藝術大学大学院映像研究科に入学し、編集を専攻。フィルムセンターと共催でポーランド短編映画選を開催、映像アーカイブのシンポジウムの運営に参加するなど映画制作以外の活動も行う。国際編集シンポジウムTo Make the Emotionの総合ディレクターを担当。サウンドデザイン、編集助手を担当したアミールナデリ監督作品「CUT」は第68回ベネチア映画祭オリゾンティー・コンペティション部門のオープニング作品に選出。アッバスキアロスタミ監督作品、第65回カンヌ国際映画祭コンペテイション部門正式招待作品「Like Someone in Love」には、スクリプトスーパーバイザーと日本での編集を担当する。映像メディア学博士。現在東京藝術大学大学院映像研究科特任助教
司会進行
筒井武文(つつい たけふみ)
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻長。フリーの助監督・映画編集者を経て、1986年、自主製作映画『ゆめこの大冒険』を劇場公開。主な作品に『オーバードライブ』(04年)『バッハの肖像』(10年)『孤独な惑星』(11年)。篠崎誠監督『おかえり』では製作と編集を、塩田明彦監督『どこまでもいこう』では編集を担当しているほか、映画批評・執筆も多数手掛けている。
<参加費用>
無料(事前申し込みなし)
担当:
横山 昌吾 ( yokoyama.shogo@fm.geidai.ac.jp )
許 樹人(mikitokyo.cinema@me.com )
主催 東京藝術大学大学院映像研究科
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