八期修了作品『息を殺して』(監督:五十嵐耕平)がロカルノ国際映画祭「Cineasti del Presente」コンペに出品!
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- 2014.07.18
八期修了作品『息を殺して』(監督:五十嵐耕平)が、第67回ロカルノ国際映画祭「Concorso Cineasti del Presente」(Filmmakers of the present/新鋭監督部門)コンペに出品が決定しました。
ロカルノ国際映画祭は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの三大国際映画祭に次ぐ、非常に重要な映画祭です。
今年の会期は8月6日〜16日になります。今後の展開にご期待ください。
『息を殺して』 85min / アメリカンビスタ / HD / 5.1ch
出演:谷口蘭 稲葉雄介 嶺豪一 足立智充 原田浩二 田中里奈 稲垣雄基 のぼ(Nobody) あらい汎
監督・脚本:五十嵐耕平 製作:大木真琴/加藤圭祐 助監督:廣原暁 撮影・照明:髙橋航 録音・整音:稲村健太郎 美術:河股藍 衣装:谷本佳菜子 ヘアメイク:光岡真理奈atelier ism® 編集:姜銀花 音楽:Sleepy Lemon
【あらすじ】オ リンピックを二年後に控えた2017年12月30日。ゴミ処理工場に一匹の犬が迷い込む。タニちゃんは犬を探すが見つからない。夜勤を終えたケン、ゴウ、 足立さん、ヤナさんは帰りもせずTVゲームなどで遊んでいる。しかし彼らは皆同じような問題を抱えていたのだった。妊娠、不倫、家族、戦争で死んだ友達。 そんな中、足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんだったが、いつしか既に死んだはずの元工場長の父親が、この場所にはいるのではないかと感じ始める。
【監督コメント】「工場の夜勤行くけどやる事無くてみんなでゲームしてる」友人は、子供を抱きながら笑って僕にそう言いました。他の友人も、結婚したり家を買ったり自殺し たり不倫したり、当たり前にいろいろあって、生きたり死んだりしています。やがて大きくなる彼らの子供たちの将来に、果たして僕らの現在はどれほど有効な んだろ?と勘ぐってしまうけれど、凡庸で苦渋に満ちた、この生の一つ一つを今、肯定していくことからしか、何も始められない気がしています。
【監督略歴】五十嵐耕平:1983年静岡県 生まれ。東京造形大学映画専攻に進学し、 同大学の教授、映画監督の諏訪敦彦氏のもとで映画を学ぶ。在学二年時に制作した初長編映画『夜来風雨の声』が、 Cinema Digital Seoul 2008 Film Festival に出品され、韓国批評家賞を受賞。2014年4月公開予定のふみふみこ原作オムニバス映画『恋につきもの』の一篇「豆腐の家」を監督。
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