東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻

  
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  1. 3/27(火)『イカロスと息子』顕彰記念特集上映会 @ 渋谷ユーロライブのお知らせ

3/27(火)『イカロスと息子』顕彰記念特集上映会 @ 渋谷ユーロライブのお知らせ

『イカロスと息子』顕彰記念 芳泉文化財団助成作品 一挙7作品特集上映会を開催いたします。

日本を代表する撮影監督である柳島克己教授の特別講演も同時開催!

 

 

【会場】渋谷 ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)
【日程】2018年3月27日(火)
【料金】入場無料・予約不要・全席自由席
【主催】東京藝術大学大学院映像研究科

※このイベントは芳泉文化財団の顕彰金によって行われています。

 

【スケジュール】

舞台挨拶&トークゲストは3/24現在の予定です。ゲスト予定は随時更新いたしますのでこちらでご確認ください(敬称略)。

10:15…『子供たち』(85min)

11:55…『BRAKEMODE』(53min)
※ヤングポール監督による簡単な舞台挨拶を行うことになりました!

13:00…『イカロスと息子』(34min) 『息ぎれの恋人たち』(20min) 『帰ってきた少女』(44min)

14:50…『湯気満ちて』(30min) +上映後舞台挨拶&トーク(30min)
※登壇予定:佐藤岳人、竹下かおり、掛川陽子、針原滋、西本竜樹、松本高士、森陽里(改名前:林陽里)、田中里奈(監督)、加藤良太(脚本)

16:00…『レンコーンの夜』(43min)+上映後舞台挨拶&トーク(30min)
※登壇予定:小松勇司、今野恭成(監督)

17:25…『帰ってきた少女』(44min) +上映後舞台挨拶&トーク(30min)
※登壇予定:菊地玲那、江﨑政博、廣原暁(監督)、鈴木昭彦(撮影)、井前裕士郎&佐野大(プロデューサー)

19:00… 特別講演 柳島克己「キャメラマンの仕事」(60min)

20:15…『イカロスと息子』(34min) +上映後舞台挨拶&トーク(20min)
※登壇予定:柳憂怜、大沼百合子、影山樹生弥、山本ロザ、眞田康平(監督)、柳島克己(撮影)

21:20…『息ぎれの恋人たち』(20min) +上映後舞台挨拶&トーク(20min)
※登壇予定:清水俊平(監督)、柳島克己(撮影)

【問い合わせ先】
東京藝術大学大学院映像研究科(牛久保)
電話 045-650-6200(平日10:00-17:00)


芳泉文化財団より助成を受け藝大映画専攻が製作をした短編映画『イカロスと息子』が同財団より顕彰されたことを記念し、近年の同財団助成藝大作品の上映会を開催いたします。フランスでリュミエール兄弟がシネマトグラフを発明して今年で128年。年月も場所も遠く離れた日本でいま、私たちは映画を学んでいます。映画を学ぶというよりも、映画らしきものを掴もうともがいている、と言ったほうが正しいのかもしれません。暑い中、寒い中、うまくいったり、失敗したり。試行錯誤を繰り返し、学ぶために作られたこれらの映画が、いつか日本映画の未来を切り拓くことを願って。そして今回、この3月をもって藝大教授を退任する柳島克己撮影監督が、撮影から藝大映画専攻のことまで、大いに語り尽くします。この貴重な機会をぜひお見逃しなく。


『イカロスと息子』
2015年/34分/シネマスコープ/5.1ch

監督・脚本:眞田康平 プロデューサー:牛久保舞 撮影:柳島克己 照明:根本伸一 美術:飯森則裕 ヘアメイク:橋本申二 録音・整音:髙島知哉 編集:後藤龍一 音楽:長嶌寛幸 特別協力:信州上田フィルムコミッション
出演:柳憂怜 大沼百合子 影山樹生弥 山本ロザ 小野敬子

冴えない中年男タダシが田舎を訪れる。かつて不倫相手のカスミとの間にもうけた息子サトシの結婚式に出席するためだ。父を知らず、田舎で祖母と暮らすサトシは、日本語を話せない外国人のリサと出来ちゃった結婚をすることになっていた。タダシとサトシは父と子の絆を育もうとするが上手くいかない。それぞれが様々な思いを抱え、結婚式の朝を迎える。

※ゆうばりファンタスティック映画祭2016インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門審査員特別賞受賞
※信州上田フィルムコミッション 上田市内ロケ作品短編映画祭2016上映
※大阪アジアン映画祭2017上映
※ニッポンコネクション2017(ドイツ)上映
※International Young Director’s Festival 2017(中国)上映


『息ぎれの恋人たち』
2017年/20分/16:9/ステレオ

監督・脚本・プロデューサー:清水俊平 撮影:柳島克己 照明:井前隆一朗 美術:松本真太郎 録音:川崎彰人 整音・編集:佐々木竜彦
出演:吉村界人 占部房子 黒田大輔 篠原篤

オリンピックに向けた再開発が進む東京で俊之はバイク事故を起こす。同乗していた恋人・竜也は死に、運転していた自分だけが生き残ってしまう。それ以来、俊之は乗物に乗ることをやめ、どこへ行くにも走るようになった。ボクサーだった竜也の影を追いかけるように、ボクシングも始めた。そんな中、竜也の母・智恵子が息子の命日のため広島から東京を訪れる――。

※大阪アジアン映画祭2017インディ・フォーラム部門上映
※JAPAN CUTS 2017(ニューヨーク)上映


『帰ってきた少女』
2017年/44分/16:9/5.1ch

監督・脚本:廣原暁 プロデューサー:井前裕士郎 佐野大 牛久保舞 撮影監督:鈴木昭彦 美術:飯森則裕 ヘアメイク:橋本申二 録音:城野直樹 整音:三好悠介 編集:平田竜馬 音楽:上原圭介
出演:菊地玲那 江﨑政博 生津徹 高尾祥子 喜多道枝

マンションの一室で少女が警察に保護される。15歳の藤野みさきは、2年前、日課のランニング中に誘拐され、以来ずっと監禁されていたのだ。自宅に帰ったみさきは、何をすれば良いのか分からず、時間を持て余していた。そんなある日、心配する家族をよそに、みさきはランニングを再開しようと思い立つ。

※大阪アジアン映画祭2018インディ・フォーラム部門上映


『レンコーンの夜』
2016年/43分/シネマスコープ/ステレオ

監督・脚本:今野恭成 プロデューサー:前村祐子 土本貴生 堀川慎太郎 企画:森田亮 撮影:平野礼 照明:稲葉俊充 美術:長谷川功 録音・整音:鈴木昭彦 編集:山田佑介 音楽:中野弘基
出演:小松勇司 生津徹 河屋秀俊 池田朱那 小沼傑 山中敦史

失業したばかりの花山は「中田サイバー」という3Dメガネを販売する中小企業を訪れる。面接もおざなりに採用が決まるがいなや、花山は銀行に向けた商品開発案を任される。翌週までに融資がもらえなければ「中田サイバー」は潰れてしまうという。霞ヶ浦の畔にある社有の研修所へと向かった花山は、「巨レンコン」という幻の蓮根をさがす人々に出会う。
※大阪アジアン映画祭2017上映


『湯気満ちて』
2017年/30分/16:9/ステレオ

監督:田中里奈 脚本:加藤良太 プロデューサー:木戸大地 撮影:森田亮 照明:龍浩錕 美術:栗田珠似 録音:織笠想真 整音:河南逵 編集:李嫚倫 音楽:佐立努
出演:水野綾子 佐藤岳人 掛川陽子 針原滋 林陽里 松本高士 竹下かおり 西本竜樹

花屋で働く伊藤翠子は、夫の大介と結婚生活を送っているが、互いに相手に言えぬ事情を抱えていた。そんな二人の生活が少しずつ息苦しくなっていく中、大介がとある場所で開かれている怪しい”妊活教室”に足を踏み入れたことで、様々な秘密を抱えた人々の人間模様が交錯していくこととなる――。
※大阪アジアン映画祭2018上映


『子供たち』
2015年/85分/16:9/5.1ch

監督:遠藤幹大 脚本:岡田寛司 プロデューサー:尾形龍一 撮影:下川龍一 照明:浅見貴宏 美術:春日日向子 録音・整音:西垣太郎 編集:青木可恋 音楽:荒木優光
出演:忍成修吾 石川樹

職活動中の深田は、求人広告で見つけた英会話教室の採用募集に応募し、講師として働くことに。不慣れな職種ながら授業に慣れ始めたある日、深田は生徒たちの間で流行している奇怪なインターネット掲示板の存在を知る。講師という立場をわきまえ日々の授業を繰り返す深田だったが、ある日、生徒の渡辺とともに無残に弄ばれた動物の死体を発見する。
※大阪アジアン映画祭2017上映


『BRAKEMODE』
2014年/53分/16:9/ステレオ/日本語字幕あり

監督・編集:ヤングポール 脚本:ヤングポール 重田光雄 プロデューサー:谷上香子 共同プロデューサー:カン・ジヒョン 撮影監督:キム・ジェウ 美術:ジョ・ワンジュン サウンドデザイン:河南逵 音楽:画家
出演:渡部豪太 イ・ジャミン オ・ヒジュン

日本の自動車メーカーで働く黒澤は、仕事でプサンへ。韓国の自動車会社と数年前に立ち上げた合弁事業の成果が実り、新モデル車が間もなく発売されるのだ。黒澤の仕事は、「何もせず、ただ発売初日に立ち会えばいいだけ」のはずだった。怪しい老人がその新車を彼の目の前で盗み出すまでは…。東京藝大と韓国国立映画アカデミー(KAFA)の合作。
※大阪アジアン映画祭2015上映
※ニッポンコネクション2015(ドイツ)上映
※京都国際学生映画祭2015上映


◆柳島克己教授(撮影照明領域)特別講演「キャメラマンの仕事」

柳島克己
1950年生まれ。写真学校を卒業後、72年に三船プロダクションに入る。82年からフリーの助手となり、87年に映画としては初めて撮影を担当する。主な作品として、北野武『3-4×10月』『ソナチネ』『座頭市』『アウトレイジ』含む16作品、柄本明『空がこんなに青いわけがない』、深作欣二『バトル・ロワイアル』、行定勲『GO』、滝田洋二郎『阿修羅城の瞳』、西川美和『ディア・ドクター』『夢売るふたり』、矢口史靖『ロボジー』など。2011年より東京藝術大学大学院映画専攻撮影照明領域教授、2018年3月をもって退任予定。今回のイベントで上映する『イカロスと息子』『息ぎれの恋人たち』では撮影を担当し、現場で学生の指導に当たった。


 

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